AWS|Well-Architected Frameworkで提唱されている6つの設計原則
1.icon信頼性(Reliability)
概要
障害による中断/停止と、障害復旧による影響を軽減するインフラストラクチャーを構成する
設計事項
障害復旧の自動化などの軽減設計
復旧手順のテストによる検証
需要変化に応じた水平方向へのスケーラビリティによる高可用性の確保
キャパシティの推測をやめる
モニタリングと自動化を進める
主要サービス
基盤:IAM/VPC/Auto Scaling/ELB/CloudFormation
変更管理CloudTrail/AWS Config
障害管理:CloudWatch
2.iconパフォーマンス効率(Performance Effciency)
概要
システム要件のリソース最適化によるインフラの効率化
設計事項
システム要件を満たすためのコンピューティングリソースを効率化する
システム要件やAWSサービスの進化に応じてAWSインフラの効率化を推進する
主要サービス
コンピューティング:Auto Scaling/Lamda
ストレージ:EBS/S3/Glacler/EFS
データベース:RDS/DynamoDB/Elastic Search/Aurora/Redshift
容量と時間のトレードオフ:Cloud Front/Elastic Cashe
3.icon安全性(Security)
概要
AWS内のデータ/システム/アセットの保護とモニタリングによりセキュリティを高める
設計事項
全てのレイヤーにおいてセキュリティを適用
アクセス追跡・モニタリングの確実な実施
セキュリティイベントへの応答の自動化
AWS責任共有モデルに基づく対象範囲の保護に集中
セキュリティベストプラクティスの自動化
主要サービス
データ保護:ELB/EBS/S3/RDS/KMS
権限管理:IAM/MFA
インフラ保護:VPC
検出制御:CloudTrail/Cloud Watch/AWS Guard Duty/Amazon Inspectore
4.iconコスト最適化(Cost Optimization)
概要
不必要なリソースの削除や最適な料金選択によりコストを削減する
設計事項
不必要なリソースの削減
透明性のある費用賦課
マネージド型サービスの利用によるコスト削減
固定の償却コストを変動コストへと変換
スケールによるコストメリット
データセンターへの投資不要化
主要サービス
需要と共有の一致:Auto Scaling
コスト効率の高いリソース:EC2の購入方式/Trusted Advisor
支出の認識:Cloud Watch/見積もりツール
継続した最適化:AWS最新情報/Trusted Advisor
5.icon運用上の優秀性(Operational Excellence)
概要
計画変更が起こった場合や予期せぬイベントの発生時において、自動化された運用実務及び文章化されテストされレビューされた手順があること
設計事項
コードに基づく運用実施
ビジネス目的に沿った運用手順
定期的かつ小規模で増加的な変更実施
予期せぬイベントへの応答テスト
運用イベントと障害からの学習
運用手順を最新のものに保存すること
主要サービス
準備:Cloud Formation/Codeシリーズ/Runbook Playbook
運用:System Managet/Service Catalog/Cloud Trail/AWS Artifact/AWS GuardDuty/Cloud Watch/AWS Config/API Gateway
進化:継続的かつ段階的な改善のために時間とリソースを割り当て、運用の有効性と効率性を向上させる
6.icon持続可能性(Sustainability)
概要
AWS
サーバー使用率
電力と冷却の効率
カスタマーデータセンターの設計
再生可能エネルギーでAWSを運用
ユーザー
効率的なストレージ技術の使用
コード効率化
効率的なインフラのデプロイとスケーリング
効率的なアプリケーションデザイン
データの効率的なデザイン活用
設計事項
影響把握
ビジネス上の成果と関連するサステナビリティへの影響を把握する
サステナビリティの目標設定
ワークロードごとに長期的な目標を設定し、ROIをモデル化し、作業あたりの影響を軽減するアーキテクチャを設計する
使用率の最大化
ワークロードのサイズを適切に調整し、基盤となるハードウェアのエネルギー効率を最大化しアイドル状態のリソースを最小限に抑える
新技術の予測
新しいテクノロジーを長期に渡って採用できる柔軟性を考慮して設計する
マネージドサービスの使用
アクセス頻度の低いデータをコールドストレージに移動したり、性能を調整したりするなどして、影響を最小限に抑え、サステナビリティのベストプラクティスを自動化する
クラウドワークロードのダウンストリームの影響を軽減
主要サービス